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超・当事者目線

うつをやり過ごす50の方法

うつ病歴10年以上の人が書いた、ツラいうつをやり過ごすリアルな知恵


特徴7:超・当事者目線

~超・当事者目線~
 
あなたは、
「うつ発作」に耐えながら、
通勤や通学、家事や育児、
看病や介護に追われている方でしょうか。

どのような状況にいる方でも、
「うつ発作」にみまわれながら
目の前の作業をこなすというのは、
言葉では表現できないツラさがありますよね。

ひとからは、怠けている、
根性がない、甘えている、
自分勝手だ、もっと大変な人がいると
叱責されてしまうこともあると思います。

いえ、それ以上に、
自分で自分にそんな言葉を
投げかけている人が多いのではないでしょうか。

でも、忘れないでください。

「うつ発作」は、色々なことを
“やらなくなる” 症状ではありません。

色々なことが “できなくなる” 症状です。
 
Don't ではなく、
Can't なのです。

そして、できなくて一番困っている、
できなくて一番苦しんでいるのは、
やはりあなたなのです。

その中で、自分を奮い立たせ、
何とか仕事や家事をやり続けても、
思うように成果はあがらず、
ひとにその苦しみをなかなか
理解してもらうことができずに誤解を生む・・・。

「うつ発作」との闘いは、
こんなやるせなさとの闘いでもあります。
 
私が、うつ発作に
悩まされて続けてきた期間は10年以上。

その間のほとんどを、
仕事を続けながらうつ発作と共に生きてきました。

心の底から苦しい日々でした。

迷惑もたくさんかけましたし、
たくさんかけられもしました。
 
悔しい思いもたくさんしました。

なかなか笑顔で思い返すこともできません。

うつのおかげで成長できたとか、
うつになって良かったと、
うつ病になったことを肯定的にとらえることもできません。

それほどに、
「うつ発作」に苦しんできました。

だからこそ、今まさに
「うつ発作」に悪戦苦闘しながら
仕事や家事に追われている人のことを想うと。

それだけで涙が出そうになります。

そんな苦しみの中にいる、あなたのためにも。
 
この50の方法は、当事者自身が
10年以上という歳月の中で得た
“生の感覚” をふんだんに盛り込んだ
 
『超・当事者目線』
 
にこだわりたいと思っています。
 
 
<局長 信夫克紀(しのぶ かつのり)著>