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うつ病を隠そうとするよりも・・・

うつをやり過ごす50の方法

うつ病歴10年以上の人が書いた、ツラいうつをやり過ごすリアルな知恵


15.うつ病を隠そうとするよりも・・・

~うつ病を隠そうとするよりも・・・~
 
あなたは、職場で
「うつ発作」を隠そうとして、
逆に「うつ発作」を悪化させてしまったことはないでしょうか?

そんな時は、隠そうとするよりも、
「演じる」方がうまくいくようです。

「うつ病ビジネスマンの役」を演じてみるのです。

もちろん、うつ病学生でも、
うつ病フリーターでも、
うつ病ママでもいいですよ。

とりあえず今回は、
ビジネスマンを例にとってお話しますね。

あなたは実は俳優だったんです。
あなたに大役がまわってきました。

オファーの内容はこう。

うつ病患者の役を演じてくれ。

しかも、その人は
ただのうつ病患者ではありません。

うつ病を抱えながら必死で働くビジネスマン。

働けてしまうがゆえに
人知れず味わうことになる苦悩を描く
異色のベストセラー小説が原作。

その主役を頼みたい。

あなたはそのオファーを受けて、
実際に職場や家でうつ病の役を演じるのです。
 
ところで、うつ症状がひどい時に
うつ病患者の演技をしてみたことありますか。

あまりないですよね。
いや、全然ないかな。

しないですよね普通。(笑)

やってみるとビックリ、意外とのめりこめるんです。

当たり前ですが迫真の演技。

しかも、うつ症状を周りの人に
隠そうとする気がなくなるんです。

本気で隠そうとするとツラいですが、
本気で隠そうとしている
演技をしようとすると、
気持ちに余裕ができるんです。

現実と演技の間にワンクッション入るイメージでしょうか。

ぜひ試してみてくださいね。
不思議と、「うつ発作」がだい~ぶ楽になるんですよ。
 
<うつをやり過ごす50の方法>
 その15
『うつ病ビジネスマンの役を演じる』
 


◆実践のコツ
大好きな俳優さんはいますか?その人があなたの役を演じてくれるならどう演技して欲しいか。そんな想像をしながら演じてみてください。グっと演技に集中できるはず。

◆使えるシチュエーション
人に話しかけられた時 / 作業の小休止時 / 会議中 など

◆適用しやすいうつパターン
疲労 /憂鬱 / 悲しみ /虚しさ
 
 
<局長 信夫克紀(しのぶ かつのり)著>