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仕事中、気が抜けてしまった時には?

うつのまんま仕事をこなす技術

うつ病を抱えたまま働く人のための仕事術を、1日1個身につけられるワークブック。


Day17.仕事中、気が抜けてしまった時には?

~仕事中、気が抜けてしまった時には?~
 
デスクワークに集中したあと、
休憩をとっているときに、
スポンと気が抜けてしまうこと、ありませんか?

どっと疲れが出てしまう。

集中力ももとに戻せなくなって、
ついには何もする気がなくなって
うつ病の症状まで出てきてしまう。

次の作業にうつれない。

どうも私たち
うつ病を抱えながら働く者は、
仕事中しっかり休憩をとり過ぎると
よくないように思います。

しかも、まったく違う作業に
うつるのなら気分転換にもなり、
何とかうまく次の作業にうつることもできます。

でも、同じような姿勢で、
同じような作業を続けていると、
しっかりとした休憩に、
逆にリズムを狂わされるように思いませんか?

山道で足を踏み外して
はいあがれなくなるような・・・。

かといって、休憩をとらないのは、
心身ともにもっと大変ですよね。

翌朝のキツ~イうつ症状にも
つながります。

そこで、デスクワーク中の休憩は、

『一呼吸以上、三呼吸未満』

におさえてみましょう。

自分の席で心身を整えるだけにして、
休憩室や、喫煙室、ベランダなどで
しっかり休憩をとるのはやめるのです。

自分の席で、
息をゆっくり大きく吐きながら、
腕や肩、首、腰、足などをしっかり回します。

今度は、
息をゆっくり大きく吸いながら、
逆方向へ回します。

これで一呼吸。
デスクワーク中の休憩は終了です。

これでは足りないと感じた時には、
もう一呼吸。

これで二呼吸。

今までのリズムを崩さずに、
次のデスクワークにうつることができます。

私は、三呼吸までしてしまうと、
リズムが狂って気がスポンと
抜けてしまうことがあります。

そこで、あくまでも三呼吸未満で
おさえるようにしています。

大きな呼吸をしながらの
軽めのストレッチは、
慣れてくるとなかなかヤミツキになります。

次の休憩が楽しみにもなってくるので、
デスクワークにも身が入るようになるでしょう。

デスクワーク中の休憩は、

『一呼吸以上、三呼吸未満』
 
にしてみるのがオススメです。
 
●アクションプラン
・デスクワークが続きそうな日は、どこで休憩を入れるか想定しておく

・忘れないようにデスクに付箋で、「一呼吸以上、三呼吸未満」と貼っておく

・休憩のタイミングが来たら、大きく呼吸をしながら「一呼吸以上、三呼吸未満」で休憩をとる
 
<うつのまんま仕事をこなす技術>
 Day17.
『一呼吸以上、三呼吸未満
 
  
<局長 信夫克紀(しのぶ かつのり)著>